御前山へバリエーションルートで
奥多摩三山の一つの御前山は、春のカタクリの時期は大変な賑わいだが、今はカタクリも終わりかけて少し静けさを取り戻している。何時もは奥多摩湖を渡って大ブナ尾根を登るが、今回はあまり歩かれていない静かなルートを選択した。
大ブナ尾根への登り口を左に見送り、奥多摩湖南側の湖畔の“いこいの道”を1時間ほど辿り山道に取り付く。山腹を緩やかにしばらく登ると見晴らしのよい尾根筋に乗り、広い防火帯の中を登る。傾斜が少しきつくなる防火帯の途中に小河内峠への分岐を登り小河内峠に着く。尾根伝いに暫く登ると最盛期を過ぎたカタクリがまだ残っていた。群生地保護のためロープが張られている。惣岳山への登りは岩の多い起伏の、やせ尾根を辿り、ひと登りすると惣岳山に立つ。御前山へは少し下ってひと登りで山頂に立てる。
下りは御前山避難小屋のそばを通って栃寄沢を下った。以前に歩いた時とは様相が変わって途中の山道は荒れていた。鏡橋バス停で奥多摩湖発の予定していたバスに間に合って奥多摩駅に向かった。
丹沢・三峰山
停滞していた低気圧もさり、久しぶりの晴天と爽やかな秋空が戻ってきた。
足慣らしに丹沢山塊の前衛の三峰山を歩いた。阿夫利神社のある大山の北東方向の尾根に連なる1,000m足らずの山だが、山頂付近は岩肌が多く、ハシゴや鎖場が連続する少しスリリングな山歩きが楽しめる。この山域は10年ほど前にも歩いたが、雨風の影響か山道は大荒れに荒れていた。
丹沢山塊は「山蛭」が多いことでも知られていているのでバス停前の商店で「虫除けスプレー」を購入して歩き始めた。登山口には注意を促す看板が立ち「虫除け」用の薬剤や塩が置いてあった。
山道で「きのこ」を見つけた。左の1枚は不明だが、右の2枚は「タマゴタケ」で食用にもなり結構美味だと図鑑に書いてあった。
山から下ってバス停に向かう途中の温泉で立ち寄り入浴をして帰路についた。
高尾山系へ
前日の予報で、天気が良いのは今日までで、その後は雨模様とのことだったのと最近暫く歩いていなかったので、土曜日は混雑が予想され気が乗らなかったがとりあえず出かけた。
早めに出発したが高尾山口駅前は案の定ハイカーや観光客で賑わい始めていた。本日のルートは決めずに歩き始めた。ケーブル駅脇から登る稲荷山コースへも入る人が多いので、“琵琶滝”まで歩き人の流れを見ると、沢沿いのルートへ直進するコースへ入る人も多いので、あきらめて琵琶滝の観音堂横の石段を上り山道を辿るコースへは殆ど入る人がなかったので、このコースに決めた。
薄日が射す程度の曇空で、気温はやや低めだったが湿度が高く、上り道では汗ばむ。二回目に1号路と合流する“神変堂”で横断して、途中に吊橋のある4号路を行く。4号路はどんな季節でも比較的に歩く人が少ないような気がする。日影沢から登ってくる道と合流する辺りが“いろはの森”園地で休憩ポイントがあり数人のハイカーと出あった
薬王院の裏手から山頂へ向かう道と出合い、高尾山頂手前のトイレの先から少し下って“もみじ台”下の分岐地点に着く。この付近の南斜面のルートは間伐等で封鎖が続いていたが今は解除されていた。
残雪の浅間尾根
奥多摩・檜原村にある“払沢の滝”(ホッサワノタキ)は、冬の極寒の頃に全面凍結することで、以前は話題になったが、最近では温暖化の影響か部分凍結はあるものの全面凍結には至らないようだ。
このところ気温も高目で水量は少ないが流れ落ちており、凍結していなかった。
この冬は、都心でも2回ほど積雪を見たので、山岳地帯での降雪量は多かったのだろう。
久しぶりの足慣らしに浅間尾根を歩いた。予想どおり、随所に多くの残雪があり部分的に凍結していた。
残雪の凍結は、登りは苦にならないが、下りはスリップに気を配りながら歩いた。用心に軽アイゼンは持参したが使用しないで済んだ。
陽当たりのよい南面の登山道では雪解けと地面の凍っていた霜が溶け出し、ぬかるみ状態になりつつあった。
北高尾山稜
土日は“春一番”が春の嵐のように吹き荒れたが、翌日は風も無くおだやかな天気になったので北高尾山稜を歩いた。
高尾山から城山・小仏峠へと連なる山系とは異なり、歩く人も少なく、静かな山歩きが楽しめる。以前に小下沢林道から登り、山稜の一部を歩いたことがある。
今回は高尾駅北側の八王子城跡から続く、山稜を時間の許すかぎり歩いて見た。
標高は5~600mの尾根道だが、小ピークがいくつもありアップダウンも多く、歩きでのある山旅だった。
八王子城跡へ向かう斜面の陽だまりでは梅が開きはじめていた。登山道の一部は残雪が凍りついて滑りやすく下りは特に神経を使った。
時間を見計らって山稜北面を下り、陣馬街道に出て帰途についた。
《北高尾山稜の途中の“富士見台”から眺めた富士山》
日の出山
本日の当初の計画では、武蔵五日市駅からバスで大岳鍾乳洞入口まで行き、大岳鍾乳洞の先の大滝から馬頭刈尾根に上がり大岳山を目指し、綾広の滝、ロックガーデンに下ったあと御岳山を登り、ビジターセンター脇から大塚山を経由して青梅線古里駅へ出る予定だった。
先般の関東直撃の台風の影響で、大滝から馬頭刈尾根への登山道が崩れて通行止めになっていたので、大幅に予定を変更する。
再び林道を戻り、上養沢バス停の先を進み、日の出山への分岐から、階段状の急な登りを進む。本コースは以前にも歩いたこともあるが、登山道もしっかりしていて台風の影響は受けていない。
左のショットは日の出山山頂手前から望んだ大岳山。
余分な林道歩きで調子が狂ったので、日の出山山頂で昼食を兼ねてゆっくりと休息をとった。時間的に中途半端になったので、大塚山経由は諦めて、御岳山を過ぎてビジターセンターそばの分岐からケーブルに乗らないで歩く、昔の参道を下ることにした。
この道を歩いて登った人の話は聞いていて、急坂の連続で二度と歩きたくないと云っていたが、整備はされているが両側に杉の古木の並木が続き、御岳山参詣古道の雰囲気が漂う。杉並木は順番に番号が付けられており約800本ある。ケーブルは昭和10年に開通したが、それまではこの参道が唯一の参詣ルートだったのだろう。
六ツ石山
奥多摩湖の手前の水根から登る六ツ石山を久しぶりに歩いた。最初は棒ノ木尾根を歩くつもりだったが、陽射しを避けるために水根沢谷に沿って水根沢林道を遡った。先日の台風の爪あとが至るところに残っていた。谷を何回か渡り返しなから登るが、水かさも多く両岸の石も流されたり、木橋も流され倒木や流木に妨げられた。
水根山(1620m)直下の雲取山から伸びる石尾根に出て、東へ六ツ石山(1478.8m)へ向かう。7~8月にはこの付近の 山頂付近(鷹ノ巣山、六ツ石山等)は“マルバダケブキ”の群生が見られるが、六ツ石山山頂付近に1~2本の終わりかけた花が残っていた。
今回は初めてダブルストックで歩いてみた。急坂の下りなどでストックを使う事があるが歩き初めから2本のストックを使うのは少し躊躇されたが、意外に調子が良かった。スキーのストックワークに似て、足を運ぶリズムがつかめるせいか登り下りで活躍した。
涼を求めて山歩き
群馬県の榛名湖と榛名富士(1390.7m)の北側に連なる烏帽子ヶ岳(1363m)と鬢櫛山(1350m)を歩く。地元の人の話では例年に比べて榛名地方も気温が高いと云われているが、当日の気温は何と22~23℃で山頂は20℃を下回るほどの涼しさ、東京と比較すると天国のようだった。
写真左の右が烏帽子ヶ岳、左が鬢櫛山。右の写真は榛名富士でともに榛名湖から望む。
榛名湖が既に標高が高いので、1300mと云っても標高差は少ない。登山道は分かりやすいが急登と急坂のアップダウンが続く。山頂標識は手書きの板切れが立ち木にぶら下げてあった。
伊香保温泉の立ち寄り湯「石段の湯」で汗を流し、温泉街を抜けて中央のバスターミナルからJR渋川駅へ。旧式の駅舎が郷愁を誘う。
奥日光・根名草山から鬼怒沼へ
東京の猛暑を避けるため、急遽、奥日光方面へ出かけた。奥日光湯元から金精峠へ登り、北へ温泉岳(2332.9m)を経て、根名草山(2329.7m)へ。流石に山道には赤トンボが飛び、秋の気配が漂っていた。奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉に下る途中で、クマに遭遇した。100m程さきの正面の登り斜面を登りはじめるところだったのて゜、登りきるまで息を殺して見守った。シカやカモシカには何回か遭遇したことがあるが、クマは初めてで吃驚した。クマ出没の状況を宿へも報告した。宿の人たちも今までクマには出あった事がないので、ある意味ではラッキーだったと慰められた。
金精峠から望む、男体山と湯ノ湖(左)と中禅寺湖方面の遠望(中)、南に聳える奥白根山(右)
温泉岳を過ぎたあたりから西の群馬県側に菅沼、丸沼を見下ろす(左)、右の2枚は登山道で見かけた「アキノキリンソウ」と「コバイケイソウ」。
左の2枚は根名草山山頂付近、右は日光沢温泉から夕闇迫る東の空を望む。
鬼怒沼湿原は標高約2000mに250余りの池塘が点在する高層湿原で、尾瀬ヶ原より600mほど高いところにある。湿原の大きさは尾瀬ヶ原より小さく、東西410m、南北720mで尾瀬ヶ原より訪れる人も少ない。
下段左は北東に鬼怒沼山(2140.8m)を望む、下段中は南東方向に前日歩いた根名草山が望める。湿原では陽射しも少なかったので秋の気配を一層感じて寒かった。
尾瀬・至仏山
久しぶりに夜行高速バスで戸倉乗換えの鳩待峠へ。登山道の荒廃で暫く登山禁止になっていた至仏山を鳩待峠からオヤマ沢田代・小至仏山経由で至仏山を目指した。梅雨明け前であったが快晴に恵まれ、遠く燧ケ岳や尾瀬ヶ原の遠望が見事だった。山頂で一休みのあと“山の鼻”へ下った。
夏休みが始まったばかりのせいか人出も少なく、小学生の団体に遭遇する程度で、一般の登山者や観光客は比較的に少なかった。もう一つの尾瀬のシンボルの燧ケ岳は今回はパスした。木道の近くの地糖には“モウセンゴケ”〈写真右下〉が群生していた。
時期的には“ニッコウキスゲ”が満開を迎えていたが、今年は尾瀬ヶ原には少なく沼尻から大江湿原付近、尾瀬沼付近の花が多く綺麗だった。山小屋〈温泉小屋〉も拍子抜けするほどに空いていて快適だった。
高尾~小仏城山
久しぶりに高尾から小仏城山方面を歩いた、しかも5月の最後の土休日に人出を覚悟で向かった。三鷹で中央特快に乗り換えたら、意外に空いていたので、山も少しは静かかと期待したが、高尾山口駅に降り立つと、やはりそこそこの人出で賑わっていた。高尾山頂の混雑を避けて小仏城山へ向かった。当初の計画では、更に小仏峠、景信山と歩いて、小仏バス停に向かうつもりだったが、城山山頂で早めの昼食を執っていると、周囲から聞こえてくる会話が、小仏バス停に向かう人たちが多いようなのと、実際に小仏峠方面に向かう人たちが多いことを確認し、帰りのバス便の混雑は辛いので、小仏城山から別のルートで引き返し高尾山口に戻った。
毎年、この時期に一丁平のホウノキが花をつける。幾つかの花は終わりかけていたが、写真の一輪だけが無事だった。





























































































































































































































































































































































































































































































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